こんにちは、エル歯科クリニック千里丘
院長負門(オイカド)です🦷✨
いつもブログを読んで頂きありがとございます!
今回は小児が歯並びが悪くなる原因について説明していこうと思います。
小児不正咬合の原因
結論から申し上げると歯並びが悪くなる原因は、顎の大きさに対して歯が大きいからです。
ここで矯正治療には1期矯正と2期矯正治療があります。
1期矯正の場合は小児期で顎の成長を促す事により、歯を並べるスペースを確保することを大きな目的とします。
6歳から8歳ぐらいまでが治療を始める時期になります。
10歳を過ぎると顎の発育が終わりに向かうため、期間限定の矯正治療となります。
2期矯正は成人矯正と同じ扱いになります。
顎の成長が終わっており、基本的には歯のみを動かす事で矯正治療を行なっていきます。
ガタガタな状態が大きい場合、抜歯矯正になることもあります。
小児矯正治療(1期矯正)は、顎の発育を促す事で歯を並べるためのスペースを確保してくのですが、そのスペース確保のためには上顎を構成している上顎骨の成長が最も大きく関与しています🧐!
不正咬合の全ては上顎の成長不足から始まっていると言われています。
何で上顎が成長不足になるのか?
大きく2つあります💁♂️
①アレルギーにより鼻呼吸が出来ない
上顎の骨は非常に薄い骨であり、鼻呼吸する事によって広がる骨です。
鼻で呼吸をすると鼻腔底が押されます。そのことと普段何もしていない時、口をしっかり閉じて舌が上顎に当たっている事の2つの力により上顎は前方へ成長していきます。
しかし、アレルギーがあり鼻炎になってしまうと、口呼吸になってしまいます(お口ポカン状態)。
口呼吸の場合、舌が上顎に接していないので顎の成長は下方成長となってしまうのです。(下図)🦷✨
下方成長になってしまうと、歯が並ぶためのスペースは不足し、ガミースマイルの原因ともなります。
アレルギーがある場合は、医科へ受診して頂き治療を先にお願いしています。
②舌小帯の付着異常
舌は天然の矯正装置と言われるほど重要な役目を果たしています👅
舌小帯と呼ばれるヒダが舌の上につき過ぎていると、上手く上顎まで舌が届かず低位舌という状態になってしまいます🥶
トレーニングで改善する場合もありますが、重度の場合は外科的に切除が必要な場合もあります🏥
また、舌の運動が悪いと飲み込み(嚥下)も上手く出来ません。
飲み込み(嚥下)は1日に約1500回行われるので、悪い飲み込みが続くと、顎の成長まで悪くなってしまうのです😭
そのため、子どもさんの矯正治療を考えておられる親御さんは、6~8歳の間に歯科医院の受診をお勧めしております。
子どもさんの健康な体造りのためにお口の健康も造っていきましょう。
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エル歯科クリニック千里丘 院長 負門 直樹
・大阪SJCD会員
・NHK会員
・GPO会員
・i6会員 ・CIAO会員
・FSC副会長 ・AXIS会長
・日本口腔インプラント学会会員
・日本歯周病学会会員
・日本顎咬合学会会員(認定医)
・インビザライン認定医
・日本小児口腔発達学会会員