マウスピース矯正の
取り扱い説明書

マウスピースの取り扱いに
関するトラブル

1：アタッチメント脱離

マウスピース矯正では、歯に加わる力の調節のためにアタッチメントと呼ばれる突起物を歯の表面に装着します。正しい外し方を行なっていないと、アタッチメントが多数外れてしまう場合があります。

2：マウスピースの破損

マウスピースを誤った方法で無理やり外すと、ヒビが入ったり、割れたりすることがあります。破損した場合は医院へのご連絡をお願い致します。

3：マウスピースの変形

片手で無理に外すと、マウスピースが変形しうまく装着できない場合があります。
また、舌でマウスピースの端を上げるような行為や、熱湯でマウスピースを洗うなどしてしまうと変形する場合があります。歯が計画どおりに動かない原因となり治療期間が伸びることがあります。

マウスピースの正しい装着方法

1：マウスピースの上下を確認し、前歯から装着をする。

前歯の歯列にマウスピースを合わせたら、押し込んで装着します。しっかりと前歯がフィットした後奥歯の部分をはめ込んでください。

2：マウスピースを指で押す

マウスピースを装着したら、前歯から奥歯にかけて指で押してフィットさせます。
中途半端にマウスピースが入った状態で、噛んでフィットさせると折れ曲がったりして破損する場合がありので注意してください。

3：アラインチューイを噛む

マウスピース装着後完全にフィットさせるためにアラインチューイを噛みます。
２周ほど奥歯から前歯に移動させながら噛んでください。特に前歯はフィットしにくい為しっかり噛んでください。

マウスピースの正しい取り外し方法

1：奥歯から裏から外す

マウスピースを外す場合は奥歯から外します。前歯にはアタッチメントと呼ばれる突起が装着されていることが多いため、奥歯の裏側から爪で引っ掛けて外すと取れやすいです。両方の奥歯をなるべく先に外すようにして下さい。

2：前歯を外す

両方の奥歯のマウスピースが取れたら、両手で持って前歯を外します。

3：アライナーリムーバーを使用する

爪が長く取り外しが困難な場合は、マウスピースを取り外す専用の器具があります。
アライナーリムーバー（1000円程）を購入可能な為、必要な場合はスタッフにお声掛け下さい。フックの部分をマウスピースのふちに引っ掛けて外すことが可能で、爪に負担をかける事なく取り外しが可能です。
詳しい使用方法は実際にご購入の際スタッフがご説明いたします。

マウスピースのお手入れ方法

マウスピース矯正では食事中は外す、装着時にはお水を飲むことが可能です。
その為、食べ物が付着することは基本的にはありません。
しかしマウスピース矯正中は同じマウスピースを1週間〜10日、1日に20時間〜22時間装着する為、細菌が繁殖して不衛生になる場合があります。
日頃からマウスピースの清掃を行い、清潔に保つ必要があります。

1：柔らかい歯ブラシで磨く

硬めの歯ブラシで磨くとマウスピースが傷つく可能性がある為、柔らかめの歯ブラシで優しく磨いて下さい。

2：水洗いをする

清掃に時間が取れない時は、簡単な水洗いを行なって下さい。
この時、熱湯などで洗わないようにして下さい。変形の原因になります。
基本的には40℃以上のお湯で洗うのは避けて下さい。

3：適切な洗浄剤を使用する

歯ブラシや水洗いだけでは取れない汚れを取る場合はマウスピース専用の洗浄剤を使用して下さい。

4：歯磨き粉は使用しない

歯磨き粉には研磨剤と呼ばれる歯の汚れをとる成分が入っている場合があります。
この成分によりマウスピースに傷が付き、より汚れやすくなる可能性があります。

5：乾燥させる

マウスピースを使用しないときは、よく洗い水気を拭き取りケースに保管して下さい。
水気が残っていると細菌の増殖の原因になります。