歯科医師
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最終更新日 : 2018年08月02日
摂食嚥下障害の主な原因①

エル歯科クリニック千里丘 院長の増田です。今年の夏は猛暑続きで、外出するときは気をつけてくださいね。特に熱中症には気をつけてください。
今回のブログは前回の続きです。摂食嚥下(えんげ)障害は、ある疾患が原因となり、それにより発現する症状です。
脳血管障害(脳梗塞・脳出血など)による麻痺や、神経(筋委縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病など)・筋疾患(筋ジストロフィー、多発性筋炎など)、また加齢による筋力の低下などが主な原因です。
今回はその中でも脳卒中における摂食嚥下(えんげ)障害を説明します。摂食嚥下(えんげ)障害の原因疾患の約40%が脳卒中であるといわれています。
一方、脳卒中に罹患した患者さんのうち急性期には約30%の患者さんに誤嚥(肺に食べ物が入ること)が認められ、発症から2~4週間は著明に症状が軽快することがあります。慢性期まで誤嚥が残存する患者さんは全体の約5%程度といわれています。
5%というと少ない印象を受けるかもしれませんが、日本では年間約40万人の脳卒中の患者さんが発症していると推計されますので、毎年約2万人の摂食嚥下障害の患者さんが新たに生じていることになります。
症状は
・体重が徐々に減ってきた
・食事中によくむせる(特に水分でむせることが多い)
・飲みこんだ後も、口の中に食物が残っている
・食後、がらがら声になる
・食べる事で疲労し、全部食べられない
・食事以外で突然むせる、咳き込む
・夜間、咳き込むことがあり、発熱を繰り返す(誤嚥性肺炎の疑い)
などがあります。

続きは次号で。